人気マウスがwireless化【Xtrfy M42 RGB Wireless】 レビュー

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本稿ではXtrfyから販売されている小型ワイヤレスゲーミングマウスであるXtrfy M42 RGB Wireless(以下M42 wirelessと表記)を実際に使用したうえで、サイズ感や相性の良い持ち方、有線版M42との比較等をレビューしていきます。

Xtrfy M42 RGB Wireless 概要

M42 wirelessはXtrfyから販売されている人気ゲーミングマウスXtrfy M42 RGBのワイヤレスモデルです。

M42,M42 wirelessの一番大きな特徴は異なる形状の交換可能のシェルで、自分の好みに合わせてマウス後方の形を変えることができます。

またXtrfyの有線マウスにはなかった重心移動ができる機能も付いています。

有線版のM42についてもレビューしていますので気になる方はぜひそちらもご覧ください。

Xtrfy M42 RGB Wireless の同梱物とパッケージ

パッケージの見た目

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パッケージはXtrfyおなじみの黒ベースに黄色がワンポイントで施されているデザインとなっています。

ごちゃついてなくシンプルながらおしゃれなデザインで、ゲーミングメーカーの外箱のデザインはどれも好きなのですが個人的にはXtrfyはトップレベルでおしゃれだなと思います

同梱物

同梱物は以下の通りです。

  • マウス本体
  • キーキャップ×2
  • 交換用シェル
  • ドライバー
  • 充電用type‐Cケーブル
  • 延長アダプタ
  • USBドングル
  • 換用マウスソール
  • クイックガイド
  • Xtrfyステッカー

マウスソール、クイックガイド、ステッカーは黒い封筒の中に入っています。

Xtrfy M42 RGB Wireless の特徴

重心の移動

M42 Wirelessの特徴としてボトムシェルについている2つのねじ(おもり)の位置を変えることで重心のを自分好みの位置に変えることができます。

付属している+ドライバーを使用してねじを緩めおもりの位置を変えます。

交換可能なシェル

また、有線版のM42は磁石でシェルの着脱ができましたが、無線版ではボトムシェル後方にある3つのねじを取り外してシェルを着脱することができます。

以前の磁石による着脱方法でも使用中に取れたりずれることは一切なく簡単にシェルを交換できたので楽だったのですが、M42 wirelessではいちいちドライバーを使いねじの付け外しをしなければいけないのでめんどくさくなったと個人的に思います。

シェルは直線に近い傾きをしている形のシェルと緩やかな曲線の形のシェルがあります。両シェルを付けた状態で横から見てみると違いが分かりやすいと思います。

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xtrfy m42 rgb wireless xtrfy m42 rgb wireless

着けるシェルによってマウスの高さのピークの位置が変わります。

傾きが急なシェル(以降簡単のためシェル1と表記)を付けるとマウス中央に高さのピークがくるため、握った際の手のひらへの干渉が少ないほうが好みの人に向いています。

逆に膨らんだ形のシェル(以降シェル2)を付けると手のひらへのフィット感が増し、かぶせ持ちや手のひらとマウスの設置面積が大きいほうが好みの人に向いています。

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後方から見るとあまり差がないですが、シェル1の方がシェル2よりサイドへの曲線の傾きが緩やかになっています。

Xtrfy M42 RGB Wireless の持ち方の相性

かぶせ持ち

かぶせ持ちは全長が短めでメインスイッチが低めになっているので、つかみ持ち等と比べると少しフィット感に欠けるなと感じます。

ただ、手が小さい人にとってはGproやViper等と比べるとかぶせ持ちのフィット感がよく手が小さい人には向いているかなと感じました。

シェル2を装着すると手のひらへのフィット感が少し増すため、かぶせ持ちをする際はシェル1よりシェル2の方が向いているかなと思います。

つかみ持ち

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つかみ持ちは個人的に最も相性がいいと感じました。

全長や横幅が短いため手が小さい人でも持ちやすく感じますが、つかみ持ちやつまみ持ちに関しては平均的な手のサイズに人でも違和感なく持てると思います。

シェル1をつけた状態で持つとシェル後方の手のひらへの干渉が少なくなりフィット感が減る代わりにより自由に手の向きや指を配置しやすくなります。

シェル2をつけると掌へのフィット感が増す代わりに少し手の配置の自由度が減ります。

つかみ持ちにもさまざまな持ち方がありますが、M42 Wirelessの1番の特徴でもある交換式のシェルのおかげでかぶせ持ちに近い指を寝かすようなつかみ持ちや、指を立てるようにして手のひらをあまりつけないつまみに近いつかみ持ちの両方で良いフィット感を得られます。

つまみ持ち

つまみ持ちはサイズが小さめなためつかみ持ちの次に相性が良いと感じました。

全長が短いためマウス後方が干渉せずに持てます。

また、サイドのカーブが緩やかなので指の配置場所の自由度が高くなっています。

指の自由度が高い代わりにつまんだ時のしっくりくる感じは少ないかなと感じました。また、クリック部が低くなっているため自然と指が前目に配置されてしまい、クリック部後方に指を置きたい人にとっては少し持ちにくさを感じるかもしれません。

Xtrfy M42 RGB Wireless のスペック

Xtrfy M42 RGB Wireless の製品スペック

製品番号701636ケーブルタイプ1.8 m Xtrfy EZcord® Pro
形状調整可能な左右対称形状バッテリー500 mA(最大75時間*)
センサーPixart 3370 optical gaming sensorDPI設定400/800/1200/1600/3200
/4000/7200/19000
LEDイルミネーション調整可能なRGB LEDポーリングレート125/500/1000 Hz
重量67 gデバウンス2/4/8/12 ms
メインスイッチKailh GM 8.0IPS400
マウスソールPTFE(テフロンソール)最大加速度50G
表面処理マットテクスチャー対応OSWin XP以降、 Mac OSX 10.1 以降
接続2.4GHzワイヤレス/ USB保証1年間(日本国内)
コネクタUSB-A to USB-Cケーブル+アダプター+ドングルカラー黒/白色
Built On Experience -Xtrfy Japanより引用

サイズ

M42 Wirelessのサイズとその他の主要マウス、主要小型マウスのサイズを表にして比較しました。

マウス名長さ横幅高さ
Xtrfy M42 RGB Wireless1186338
Logicool GproX Superlight1256738
Razer Viper V2 Pro1275838
Zowie ZA131205740
Razer Viper Mini1185338
Finalmouse Starlight12 M1215636
Finalmouse Starligth12 S1155335
G-wolves Hati TH-S1135440

最もサイズの大きい数値を赤色、小さい数値を青色にしました。

GproX等と比べると小さく小型マウスの分類に入りますが、他の小型マウスと比べると少しだけ大きく中サイズ寄りの小型マウスに入ります。

持ち方の相性の点でも述べましたが、手が小さい方に向いているかなと思います。

Xtrfy M42 RGB Wireless のメインボタン

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メインボタンにはKailh GM8.0が使用されており、カチカチとはっきりしたクリック感が特徴的です。

クリックの硬さはかなり絶妙に調整されており有線版のM42の少し硬めのクリック感から少し柔らかくなり、タップ打ちや連打がかなりやりやすくなりました。

跳ね返りは適度な跳ね返り感があり強過ぎない程度に跳ね返り感が強めです。

マウスホイール

ホイールは適度に飛び出しておりホイール操作やホイールクリックをする際に問題なく操作できます。

ホイールの操作感はガリガリ系ではなくコロコロと回る感覚で音は比較的静かです。

ホイール操作の重さは平均的な重さと比べるとほんの少し重いかなと感じる程度で実使用に問題ありません。

ホイールクリックは重めですが、多くのマウスでホイールクリックが重く誤爆しないようになっています。頻繁に使用するキー割り当てをホイールクリックに当てはめなければ問題ないと思います。

サイドボタン

サイドボタンはサイド部分のほぼ一番上に配置されており、どのような持ち方でも親指が引っかかることなく使用中に邪魔になることはありません。

押し心地はメインボタンにしては歯切れの良い感じでカチカチしています。固すぎず柔らか過ぎずでクリック感は問題ないと思います。

表面は本体同様マット加工されているため質感や滑りやすさも問題ないです。

サイドボタンはしっかりと飛び出しているため、ゲーム中に頻繁に使うコマンド等を割り当てていても押しにくさや誤爆しにくいなと感じました。

センサー

センサーは高性能センサーであるPixArt PAW3370を搭載しておりセンサー飛びは実際に使用、テストした上で問題なく使用できると感じました。

センサーテストの結果ポーリングレートは500Hzの方が1000Hzよりも安定していましたが、1000Hzでも実際にゲームでの使用中に不安定さや違和感は感じませんでした。

マウスソール

マウスソールは上下とセンサー周りにそれぞれ1つずつついています。

後方のソール中央部はシェルの付け替えに使用するネジがあるせいで有線版と違う形になっているため、サードパーティー製のマウスソールを使おうと考えている方は注意が必要です。

マウスソールの厚さは0.8mmと少し厚めですがセンサーの反応等は問題ありません。

PTFE製のマウスソールで滑りは速すぎずしっかりと止まります。エッジはしっかりと丸められているため深く沈み込むマウスパッドを使用していても引っかかることなく使用できます。

USB延長ケーブル&アダプタ

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ケーブルはXtrfy EZcord® Proを使用しており、有線版のM42より軽く細くなりました。

以前のケーブルよりは柔らかくなりましたが、まだ少し芯が残っている感じがあります。ただ、基本的には無線接続で使用するので問題ないと思います。

xtrfy m42 rgb usb adapter1 xtrfy m42 rgb usb adapter2

USB延長アダプタの裏面はゴム製になっており、机に置いた際に滑って落ちたり位置がずれにくくなっています。

ビルドクオリティ & テクスチャ

表面はマット加工されておりサラサラとした質感をしています。

表面の質感は滑りにくく手汗をかいた際にも特別滑りやすくなることなく問題ないと思います。

ただサイドにも穴あき加工が施されており指を立てた際や強く握った際に穴が指にくいこみ持ちにくいため、個人的にはマウスグリップテープがほぼ必須かなと思います。

ビルドクオリティは穴が開いていてますがかなり頑丈で軋んだり歪んだりすることはありません。

Xtrfy M42 RGB Wireless専用 Lizard skins マウスグリップ

Lizard skins DSP マウスグリップは今まで特定のマウスの形状にカットされたタイプのものはなかったのですが、9月からXtrfyのマウス(M42,M4,MZ1,とその各無線ver)の形状にプレカットされたものが発売されました。

カラーリングはブラック、ホワイト、マイアミブルーの3色です。

Lizard skinsは実際にプロのスポーツ選手が使う道具にも使用されている素材でできており、グリップ力は既存のマウスグリップテープの中でトップクラスで手汗への吸水力も抜群です。

M42はサイドに穴が開いており指を立てて持ったり、強めに握ると穴が指に食い込んで干渉するためマウスグリップテープは必須レベルだといえます。

さまざまなマウスグリップを試してきましたが、個人的にLizard skinsがおすすめです。

Lizard skins DSP マウスグリップは実際に使用した上でレビューしているので気になった方はそちらの記事も是非ご覧ください。

内容物は簡易説明書とグリップテープ本体、アルコールシートです。

グリップは予めマウスの形にカットされているためはみ出したりすることなく貼れます。

Xtrfy M42 RGB Wireless レビューまとめ

評価:4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

M42 WirelessはXtrfyより販売されているM42のワイヤレス版ですが、ただ無線化しただけでなく重心移動が可能になったりクリック感が改良されたりと多くの変更点・改良点がありました。

形状は左右対称の小型マウスで、つかみ持ちと相性が良い形になっています。

またシェル交換によってかぶせ持ちやつまみ持ちでもより自分好みのフィット感が得られる形を選ぶことができます。

サイドのカーブが緩やかなので唯一無二なフィット感は得られませんが様々な指の配置に対応しているため手が小さめな人にとってはかなりおすすめできるマウスです。

価格以外は有線版のM42 RGBよりも優れているため、メインマウスでM42を使用していた人やM42の形状が好きだけどワイヤレスマウスを使っていた人にとってはメインマウスになり得るマウスだと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。質問や誤っている点がありましたら気軽にコメント、連絡ください。

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