こんにちは、れいとです。
今回はRazerの人気小型マウスviper miniのクローン形状のワイヤレスマウスであるXENICS TITAN GM AIR WIRELESS(以下gm air wireless)を、実際に使用したうえでレビューしていきます。
GM AIR WIRELESSの使用感レビュー
結論から述べるとviper miniが自分にとってベストなマウスだと感じている人にとっては試す価値のあるマウスであると感じました。
エルゴ形状のマウスほどではないですが程よく中央部が窪んでいて、手に自然に馴染む個人的にかなり好みな形状となっています。
また、小型マウスなので一般的なサイズのマウスと比べると高さは低めですが他の小型マウスと比べると横幅の割に高さがあるので指を配置したときに窮屈な感じがあまりしません。
では、実際にviper miniをメインマウスで使っていた私がgm air wirelessを使ってみて感じたことを述べていきます。
最初こそ重さや表面の質感の違いによる違和感がありましたが2~3時間程度gm air wirelessを触っていたら慣れました。
つかみ持ちやつまみ持ちをしている方や手が平均より小さい方にとってはかなり持ちやすくエイムがしやすいマウスであると感じました。
後述しますが大きさだけでなく一番下の方がカットされているため、細かなリコイルコントロールや下方向へのマイクロフリックがかなりしやすいです。
Pwnage Ultra Custom Wireless Symm 2との比較
Pwnage Ultra Custom Wireless Symm 2はgm air wirelessと同じviper miniのクローン形状のワイヤレスマウスです。
では両方のスペックを表にまとめて比較していきましょう。
XENICS TITAN GM AIR WIRELESS | Pwnage Ultra Custom Wireless Symm 2 | |
重量 | 約72g | 約72g |
メインスイッチ | OMRON製(2000万回耐久) | Kailh GM8.0(8000万回耐久) |
センサー | PAW3370 | PAW3370 |
頑丈さ | かなり強固 | 少し軋む |
マウスソール | 高品質(Arc2) | 処理が甘い |
バッテリー | 最大50時間 | 最大80時間 |
その他 (付属品等) | 交換用シェル×2 (ハニカムシェル、ソリッドシェル) | 交換用シェル×2(左と同様) サイドの構造選択可能 ボタンスペーサー ねじ無しで分解可能 |
価格 | 8911円 | 13860円 |
比較の表を見るとgm air wirelessは価格がこのクオリティのワイヤレスマウスにしてはかなり安く、pwnage symm2は付属品や機能がかなり多いということがわかります。
両方とも使ってみて特に頑丈さとマウスソールの品質には差を感じました。
gm air wirelessはサイドや裏面などを強く押し込んでも全く軋まず、力が入ってしまう人でも安心なかなり頑丈な作りになっています。
対してpwnage symm2はネジを使わなくても分解可能という構造だからか、強く持つとキシキシしてちょっと怖いです。
マウスソールですがgm air wirelessには度々私がお勧めしているEsports tiger製のマウスソールが使われており標準ソールの中ではトップレベルで品質が高いです。
pwnage symm2は端の部分が少し角張っていてマウスパッドとの引っ掛かりを感じます。標準ソールにはあまり期待をしていないので仕方ないとは思いますがgm air wirelessのものと比較してしまうと歴然の差があります。
また、pwnage symm2にはボタンスペーサーというメインスイッチのクリック感を変えられるものが付属していますが正直つけないままのクリック感が一番良いです。
最後に価格ですが5000円近くgm air wirelessの方が安くなっています。
pwnage symm2にはカスタマイズ製や豊富な付属品など面白い要素がありますが、5000円追加で払うならgm air wirelessの方がいいかなと感じます。
両方とも使用しての比較となりますが、正直品質コスパともにgm air wirelessの方が優れていると思います。
GM AIR WIRELESSの同梱物等
箱の見た目
箱は小さく正方形です。特別かなり小さいというわけではないのですが、他のメーカーのものと比べると小さめかなという印象を得ました。
一般的な(今まで私が購入してきた多くの)ゲーミングマウスは縦長な長方形の箱が多かったので少し珍しいかなと思います。
XENICSは韓国のメーカーなのでパッケージは英語と韓国語で書かれています。韓国語は一切読めないので英語でも書かれているのは個人的に嬉しい点です。
同梱物
同梱物は以下の通りとなっています。
- GM AIR WIRELESS マウス本体
- 交換用シェル×2(穴あり,なし各1個)
- USBドングル
- 充電,延長用ケーブル(Type-C)
- 取扱説明書
GM AIR WIRELESSの特徴
GM AIR WIRELESSの大きさ
gm air wirelessは小型マウスで小さめです。
具体的なサイズはrazer viper miniと同じで、公式にサイズが記載してある画像があったので載せておきます。
117.5mm(縦)×60.8mm(横)×38.5mm(高さ)
ここでの横幅はお尻の部分の一番膨らんでいる箇所の長さです。
他の小型ゲーミングマウスとのサイズ比較
次にGM AIR WIRELESSとほかの主要小型マウスのサイズと比較していきます。
以下の表では長さが中央部、横幅がグリップする箇所、高さが最高点での測定となっています。
マウス名 | 長さ | 横幅 | 高さ |
XENICS TITAN GM AIR WIRELESS | 118 | 53 | 38 |
(Razer viper mini) | 118 | 53 | 38 |
G-wolves Hati HT-S wireless | 113 | 54 | 40 |
Logicool G304 | 116 | 62 | 38 |
Finalmouse ultralight2 | 116 | 54 | 36 |
Zowie ZA13-c | 120 | 57 | 40 |
Xtrfy M42 | 118 | 56 | 38 |
最も値が小さいものを青色、最も値が大きものを赤色で書きました。
長さは代表的な小型マウスの中でも大体中央値くらいの118mmで、横幅がかなり狭くなっています。
横幅が狭いため、他のマウスと比較してもかなり小さく見えますが高さはそこまで低くないため持った感じはすごいひときわ小さいとは感じません。
持ち方の相性
かぶせ持ち
gm air wirelessはかなり小さめなため被せ持ちは手が余程小さくないと手がキツキツになってしまい難しいかなと思います。
長さや高さなど被せ持ちするには短すぎるので向いていないです。
つかみ持ち
つかみ持ちはつまみ持ちほどではないですがかなり好感触で実際に私もつまみ持ち寄りのつかみ持ちでこのマウスを持っています。
先述しましたが長さや横幅の小ささの割に(小型マウスにしては)そこそこ高さがあるので指が配置しやすく持ちやすいです。
高すぎず低すぎないこの高さのおかげで手のひらが程よくマウスと接していて動かしやすいなと思いました。
また、一番後方の部分が少し内側に切れているような形状になっていてこの形状のおかげで指でマウスを操作した際に手のひらで突っかかることがなくつかみ持ちにもかなりのシナジーがあるなと思いました。
つまみ持ち
つまみ持ちは一番相性が良く持ちやすく、操作しやすいです。
横幅が狭く高さもそこまであるわけではないので指で持った時に当たったり邪魔になる部分がなく、少し中央がくぼんだ形状も持ちやすいためつまみ持ちであれば手が大きい方でも持ちやすいのではないかなと感じました。
ケーブル
USB延長用ケーブルは布巻きのパラコードになっており、無線マウスの充電時にしか使わないケーブルにしてはかなり柔らかいと感じました。
実際にケーブルに繋いで有線で使ってみたのですが、かなり柔らかいのでケーブルの硬い有線マウスの “コードに引っ張られる” 感じはしませんでした。
ただ若干太さがあるのと少し重さがあり、使っていてやはり “コードがある” 感は否めません。
ワイヤレスマウスの付属品にしては十分に優秀なパラコードではありませんが無難に無線接続で使用しましょう。
マウス側の端子はType-C端子となっています。
この端子ですが、私が買ったものを含む初期ロットのものに入っているケーブルは不良品となっています。
写真では分かりにくいですが、端子部分が通常のものより短くなっておりマウス側に完全に完全に刺さらないので充電やUSB延長アダプタに接続ができません。
ただ、発売後1週間以降に購入したものにはちゃんと使えるケーブルが入っていたそうなので心配しなくてよさそうです。
マウス本体にUSBドングル収納ポケットがあり、使用していないときにUSBドングルを無くすことが少なくなります。
メインボタン サイドボタン
gm air wirelessのメインボタン(クリック部分)はセパレートタイプで、2000万回耐久のomron製のマイクロスイッチを使用しています。
セパレートタイプですが、下の方のクリック感は少し硬くなっています。
メインボタンの下の方以外はクリック間はほぼ等しくなっており、誤爆しない程度にやわらかく押しやすいクリック感となっています。
跳ね返りは少し弱い感じもしますが余程超高速でタップしない限りはタップ打ちや指切りするのは普通にできます。
クリック音は少ししますが静かでゲームをしていたら全然気になりません。
サイドボタンもやわらかめの押し心地ですがプリトラベルが少し余裕を持って作られているため、押しやすく誤爆はしにくくなっています。
ホイール
ホイールはラバーがついていて切り込みが入っているため回しにくさや滑ることはないです。
ホイールの硬さは固すぎず軽すぎずでちょうど良く、ホイールクリックは少し硬いかなと感じましたがあまり使う場面もないのであまり気になりません。
マウスソール
マウスソールは標準でEsports tigerのArc2がついています。
標準のマウスソールは端が角張っていて使いにくかったり滑りがイマイチだったりするのですがgm air wirelessにはかなり品質が高く個人的にもお世話になっているEsports tiger製のマウスソールがついていて驚きました。
Arc2はPTFE配合のマウスソールで一般的な標準ソールよりも滑るがcorepadやhypergrigeほどは滑らないバランスの取れたマウスソールです。
マウスソールにこだわっていない方は付け替える必要が一切ないと思います。
個人的にはArc1をよく使っていてオススメなので気になった方は是非ご覧ください。
センサーについて
センサーは他のメーカーでもハイエンドモデルなどに使われている最先端のセンサーPixArt PAW3370センサーが使われておりセンサー面の問題は特にありません。
マウス本体の設定について
LODは1mm/2mmの2段階で設定可能です。
DPIはホイール下のボタンで変更するタイプで、初期だと400/800/1200/2400/3200/6400の6段階になっていますがソフトウェアで好きなDPIに200~19000の間で設定可能です。
また、ポーリングレートも125/250/500/1000Hzの4段階でソフトウェアより設定可能です。
本体のライティングやLOD、DPIなどの設定はすべて公式のホームページからインストールできるソフトウェアから設定、変更できます。
サイト等は韓国語でわかりにくいので注意が必要です。
GM AIR WIRELESSの表面の質感や構造について
表面の質感
表面の質感はZowieのマウスほどではありませんが軽くマット加工されていて指紋のあとや汚れはそこまで目立ちません。
かなり乾燥している方の手や極端に手汗をかく方だとちょっと滑ってしまうかもしれませんが、実際に使っていて滑りやすいなとは感じませんでした。
マット系の表面のマウスは滑りやすいなと感じている方はLizard skinsのマウスグリップがかなりオススメなので紹介記事をご覧ください。
構造
構造はサイドに穴が開いていないからかかなり頑丈で強く握ったり押し込んでみても軋んだり凹んだりしません。
シェルが交換可能なので構造的に脆いかなと思っていたのですが構造の頑丈さについては心配する必要はなさそうです。
GM AIR WIRELESSの購入方法
gm air wirelessは韓国のメーカーであるXENICSが販売しているマウスでAmazonや楽天など主な大手ショッピングサイトでは買えませんが、唯一大手でも買えるサイトがQoo10です。
Qoo10は韓国コスメなど韓国の製品を多く扱っている大手ショッピングサイトです。
Qoo10以外でもeBayやその他海外の通販サイトからも購入可能ですが、Qoo10で買った方が早いし配送料も安く圧倒的にオススメです。
またQoo10ではたまにたまにメガ割りというAmazonでいうプライムデーセールのような大きなセールイベントをやっていたりするので安く買えるチャンスもあるかもしれないので要チェックです。
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