【G-wolves HTS Plus (HTS+) Classic Wireless Gaming Mouse】 レビュー

マウス

RGBをご覧いただきありがとうございます。本記事ではG~wolves HT-S Plus Classic Wireless Gaming Mouse(以下HTS+と略表記)をレビューしていきます。

G-wolves HT-S Plus レビュー概要

gwolves hts+

品質の高い小型マウスを探している人やG-wolves Hati HT-Sを使用していてHTS+が気になっているという人、つかみ持ちの人にとってHTS+はメインマウスになり得ると感じました。

ビルドクオリティや各パーツの品質、軽さ等今までのG-wolves製品の中でもトップクラスに高い仕上がりになっているなと感じました。

詳しい形状等は後述しますがG-wolves Hati HT-S Wirelessの形状よりもクセが減り、フィット感こそ落ちましたがより万人向けかつ他社の左右対称マウスよりも持ちやすいマウスになっています。

G-wolves Hati HT-S wirelessが気になる方は別に記事で詳しくレビューしているのでぜひご覧ください。

G-wolves HT-S Plus について

G-wolves HT-S Plus の基本情報・スペック

センサーPixart® PMW-3370マウスソールPTFE(0.7mm)
メインスイッチOmron® 60 Millionサイズ117×61×40(mm)
ボタン数6設定ソフトウェア
最大速度400IPSデフォルトDPI設定400/800/1600/3200
重量48±2gDPI変更可能(ソフトウェア)
加速50GLEDRGB
MAX DPI19000LEDカラー変更不可
ポーリングレート1000hz(1ms)LED ON /OFF可能
LOD1.0/2.0mm対応OSWindows, Mac, and Linux
ケーブルパラコードソフトウェア互換性Windows(7以降)
コネクターUSB2.0ソフトウェア各設定変更可能
ケーブル長1.6m保証1年
G-wolves公式HT-S Plusページより

G-wolves HT-S Plus の同梱物とパッケージ

パッケージの見た目

パッケージはG-wolvesおなじみの上半分が黒ベースに流れ星が流れているようなデザインで下半分の白地に商品名Hati HT-S PLUS CLASSIC EDITION WIRELESS GAMING MOUSEと記載されています。

以前は紙箱の中にアルミ缶の箱が入っていたのですがHSK+の時からアルミ缶の箱が無くなりました。

個人的にアルミ缶の箱好きだったので残念ですが経費削減のためでしょうか。仕方ありません。

同梱物

gwolves hts+ gwolves hts+ contents

gwolves hts+の同梱物は以下の通りです。

  • HTS+本体
  • マイクロUSBケーブル
  • USB延長アダプタ
  • USBドングル
  • 交換用マウスソール×2
  • 丸形マウスソール
  • スイッチ切り替え用棒×3
  • マウスグリップテープ
  • 簡易説明書
  • 芳香剤

芳香剤はあまりいらないですがマウスグリップや交換用ソール等G-wolves製品は付属品が豊富なのも特徴です。

クイックガイドには各ボタンの説明とサイズ等のスペックが記載されています。

アルミ缶と同様G-wolves製品おなじみなのですがマウスなのに芳香剤が入っています。

以前は古龍の香りが多かったのですが今回初めてジャスミンの香りが入っていました。

また、G-wolves製品の同梱物の特徴として筆が毎回入っていましたがHTS+には封入されていませんでした。以前の製品は穴あきのシェルだったから入っていたのでしょうか…

gwolves hts+ gwolves hts+ contents

付属品の青い耳かきは電源の切り替えに使用します。

背面にある電源のONOFF切り替えボタンがシェルより低い位置にあり、指で切り替えることができないため付属のスティックで電源の切り替えをします。

おそらくより軽量化をするために電源スイッチを簡易化のだと思いますが、個人的には電源を入れるのがめんどくさいので普通に切り替えができる電源ボタンがいいなと思いました。

G-wolves HT-S Plus レビュー

サイズ

重量

gwolves hts+ weight

公表値が48±2gなのですが、私の個体はほぼ+2gの49.4gでした。

ワイヤレスマウスで40g台というのは金属を使用しているFinalmouse starlight12と特殊な形状のhsk+しかなくほぼ最軽量クラスのワイヤレスマウスとなっています。

私は一番最初に発売された初期ロットを購入したのですが他の方達にお聞きしたところ皆49gと仰っていたのでほとんど全て49gあたりなのかなと思います。

ただ、私が確認しているものは全て初期ロットなので今後より48gに近い個体が多くなる可能性もあります。

ビルドクオリティについては後に詳しく紹介しますが、マウスの本体に穴がなく十分な剛性を保ったまま50gを切るのはかなり軽いなと思います。

軽いマウスが欲しい人にとってはかなり良い選択肢になるのではないかと思います。

サイズ

gwolves hts+

HTS+のサイズは全長が117mm横幅が54mm高さが40mmとなっています。

公式では61mmと記載されていましたが私が過去にレビュー、比較したマウスは中央のグリップする部分を実際に測った値なのでHTS+も同様にグリップ幅を測り記載しました。

下の比較表から分かる通りHati HT-Sの横幅と高さをそのままに全長を伸ばしたサイズとなっています。

マウス名長さ横幅高さ
G-wolves HT-S Plus Wireless1175440
G-wolves Hati HT-S Wireless1135440
Xtrfy M42 RGB Wireless1186338
Logicool GproX Superlight1256338
Razer Viper V2 Pro1275838
Zowie ZA131205740
Razer Viper Mini1185338
Finalmouse Starlight12 M1215636
Finalmouse Starligth12 S1155335

小型マウスの中でも小さめな部類ですがHati HT-Sと比べると他のマウスにサイズ感が近づきました。

Hati Sと同じ特徴として言えるのが横幅が54mmと短いわりに高さが40mmと他の小型マウスと比べると高めの部類になっておりサイドに余裕があります。

このサイドの余裕のおかげで全長の短さの割に窮屈感を感じず指の配置の自由度が高くなっています。

形状

gwolves hts+ front gwolves hts+ side

HTS-Plusの形状は左右対称の小型マウスで真上から見るとサイドがほぼ直線に見えますが、裏面から見るとわかるようにマウス中央部が緩やかにくびれています。

くびれは一般的な左右対称マウスよりも深くくびれておりよりフィット感が得られやすいと感じました。

サイドのくびれがあるおかげでくびれのピークに指を配置するように持った時に持ちやすく、ピークより上部に指を配置した際に小指が安定して置けるため、特につかみ持ちやつまみ持ちに向いているなと感じました。

gwolves hts+ front gwolves hts+ side

マウスの側面は逆ハの字になっているため指がひっかけやすくなっています。

高さのピークはほぼ中央で後方の部分はストンと切り落とされているため上下の操作の際に手のひらと干渉しにくくなっています。

持ち方の相性

かぶせ持ち

かぶせ持ちは全長が117mmと短いため手の大きさが平均以上の人は少し小さく窮屈だと感じると思います。

手の大きさが平均化それ以下の人は全長が短いとはいえ高さが40mmあり高いホールド感が得られると思います。

かぶせ持ちの際に薬指と小指を伸ばして持つ人はサイドのくびれがそこまでキツくないため指が伸ばしやすいと感じました。

つかみ持ち

つかみ持ちはサイド中央部の窪んだ部分に指がフィットしやすくかなり相性が良いです。

高さがあるため手のひらへのフィット感が良くかぶせ気味に持つ人にとってかなり持ちやすいと感じました。

逆に高さが少しあるためほとんど手のひらをつけないつけないでつかみ持ちをしている人は少し手のひらに干渉してしまいますが長さが短いため手が平均程度の人はそこまで気にしなくて大丈夫だと思います。

つまみ持ち

つまみ持ちは全長が短くサイドの窪みが指を配置しやすいため相性が良いと感じました。

また、サイドが正面から見ると逆ハの字の形になっているためサイドの窪みと合わせて指を置いたときのフィット感はいいなと感じました。

全長が短いため多くの人にとってつまみ持ちは持ちやすい持ち方ですが、高さがあるため手が小さい人はつまみ持ちをして下の方にマウス操作した際に手のひらに干渉してしまうのではないかと思いました。

G-wolves HT-S Plus の特徴

スイッチ

メインスイッチ

メインスイッチはOmron製の6000万回耐久スイッチを使用しており耐久性に問題はなく、長く使用できます。

クリック感は少し鈍めのクリック音で、比較的軽く押しやすさに問題はありません。

跳ね返りの強さも弱すぎずちょうど良いです。

プリトラベルはほとんどなくポストトラベルも適切な長さです。

メインボタンは中央部が凹んでいるため指を置いたときにずれにくい形状になっています。

また、メインボタンを長押しした際に少しメインボタンが揺ら付きます。

この揺らつきはメインボタンを押したまま左右に指を動かすと確認できます。

このぐらつきを意識してゲームで使用してみましたが、メインボタンを長押ししている際に指を左右に動かさない限りは特にぐらつくことはなく実際に使用していくうえでほとんど問題ないと感じました。

サイドスイッチ

サイドスイッチはマウス左側のほぼ最上部に取り付けられているため誤爆する心配はありません。

大きさも適切で小さすぎず大きすぎずで、かなり深めか浅めに持たない限り押しにくさはないと思います。

クリック感は軽めでカチカチというよりポチポチ、コチコチといったクリック感です。

軽めですが実際に使用していて誤爆することはありませんでした。

マウスホイール・ホイールスイッチ

マウスホイールは平均的な軽さで、回した際の音は比較的静かです。

マウスホイールには突起がついたゴムが巻かれているためホイール操作する際に滑ることはないと思います。

サイドから見るとホイールはあまり飛び出しておらず持ち方によっては他のマウスよりマウスホイール操作がしにくいと感じる人がいるかもしれません。

ホイールスイッチは少し重めですが他のマウスも同様に重く、実際に使用する場面は少ないため特に問題ないと思います。

センサー

センサーはPixart製のPMW-3370を使用しています。

PMW-3370は多くのワイヤレスマウスに使用されている高性能センサーで性能には問題なくセンサー飛びや不具合はほとんどありません。

最近は新たにPMW-3395というセンサーが登場しましたが2022/10/1現在では使用しているマウスはほとんどなく、広く使われているという点では性能面も問題ないため安心して使用できるかなと思います。

また、センサーの位置は中央よりやや前方に配置されています。

サイドのくびれのピークのほぼ真横にセンサーがあるため、おそらくくびれを持った時に指の真横にくるように配置されたのだと思います。

マウスソール

gwolves hts+ mousefeet1 gwolves hts+ mousefeet2

マウスソールはPTEF製のもので上部に2枚、センサー周りに1枚、下部に1枚貼られています。

マウスソールの角はしっかりと丸く処理されており柔らかいマウスパッドで使用した際も引っかかることなく使用できます。

100%PTEFのソールほど滑りませんがしっかりと滑ります。

今までのG-wolves製品の標準ソールよりもしっかりと角が取られており、滑り始めがやや遅く滑走速度は今までのものよりもやや速めになっています。

厚みは0.7mmで一般的なマウスソールと同等の厚みのためソールの厚みによってセンサーがうまく反応しないということはありません。

HTS+Plusはボトムシェルにマウスソールのガイドがないため幅さえ合えば様々なマウスソールを貼れるようになっているのがかなりいいなと思いました。

私が持っているマウスソールだとRazer viper miniとFinalmouseのサイズのマウスソールは貼れることを確認しました。

マウスソールは滑走速度が速めで少し止めにくくなっているためApexやOWなどをメインでプレイしている人は交換しなくても問題なく使用できると感じました。

ValorantやCS:GO等をメインでプレイしている人はより止めやすいマウスソールに交換してもいいかなと感じました。

valorant等をメインでプレイする人はマウス本体の軽さや止めやすさが重視されるという点から、HTS+にはE-sports Tiger Arc2が個人的におすすめソールです。

ケーブル&アダプタ

gwolves hts+ cable1 gwolves hts+ cable2

hts+の充電用・延長ケーブルは布巻のマイクロUSB端子になっています。

ケーブルはそこそこ柔らかいですが有線で使用する際には少し芯が残っている感じがします。

ただ急に充電が切れてそばに他のマウスがないときなど緊急の時しか有線で使用しないと思うのでケーブルの硬さや重さはそこまで気にしなくていいかなと思います。

USBドングルは白く今までのG-wolvs製品と同じタイプのもので白色のG-wolves製品を持っている人は間違えないように注意が必要です。

ビルドクオリティ&テクスチャー

gwolves hts+ top shell gwolves hts+ bottom shell

ビルドクオリティはかなり高くサイドやトップシェルを強めに握っても歪んだり軋んだりしません。

ボトムシェル以外穴が開いていないとはいえ、シェルが薄くワイヤレスマウスの中でほぼ最軽量クラスの重量であると考えるとこの高い剛性はかなり良いなと感じました。

ボトムシェルは薄さに加えて大胆に肉抜きされているため押し込むと凹みますがマウスの背面を押し込む状況はほとんどないため問題ないと思います。

表面は今までのG-Wolves製品と違い少しざらついている質感となっています。

今までの表面だと指紋や汚れがつきやすく、手汗をかいた際に少し滑りやすかったのですがHTS+の表面だと汚れや指紋がつきにくくなり手汗をかいた際に今までよりも少し滑りやすくなりました。

私の持っているマウスだとRazer Viper Miniの表面の質感に似ていると感じました。

表面は好みが分かれると思いますが個人的にはマウスの表面に汚れが溜まっていくのは嫌いなので汚れがつきにくい表面になったのは嬉しい点だなと思います。

G-wolves Hati HT-S WirelessとHTS Plusの比較

HTS+はHT-Sの長さのみ長くなった

HTS+とHati HT-Sを比較していきます。

まずサイズの違いですがHTS+はHT-Sよりも4mm長くなっています。

横幅と高さは同じサイズ

ただ横幅と高さはHT-Sと同じ長さのなのでHT-Sを縦に引き伸ばしたような形状をしています。

そのためHTS+はHT-Sの特徴でもあったサイドのくびれがHT-Sと比べて緩やかになっています。

全長が長くなったことによってHT-Sは小さいと感じた人でも持ちやすくなり、かぶせ持ちもHTS+の方が相性が良くなっています。

逆にサイドのカーブが緩やかになったことによってHT-Sほどフィット感を得られないなと感じました。

個人的に手が小さい人、つまみ持ちやつまみに近い持ち方をする人はHT-S、かぶせやかぶせに近い持ち方をする人はHTS+が相性がいいと感じました。

gwolves hts+ gwolves hts

構造と表面のコーティングも大きく変わりました。

HTS+はトップとサイドに穴がなく強く握っても軋まなくなりました。

またHT-Sはツルツルとまではいきませんが表面がザラザラしていなかったのですがHTS+はザラザラした表面の質感に変わりました。

gwolves hts+ bottom shell gwolves hts bottom shell

マウス背面は電源ボタンとマウスソールガイドの有無、センサー位置が大きな違いで、HTS+になり電源ボタンが簡易化されマウスソールのガイドがなくなりました。

マウスソールのガイドがなくなったことによってHT-Sはもちろん他の小型マウスや汎用型のマウスソールなどが貼れるようになったので良い変化だなと感じました。

また、センサー位置がHT-Sではほぼ中央にあったのに対しHTS+では中央より前目に配置されています。

HT-Sをメインで使っていた方はセンサー位置の違いにやって少し違和感を感じるかもしれません。

gwolves hts+ bottom shell gwolves hts bottom shell

メインボタンの形もかわりメインボタンがサイドの上部まで覆うようになりました。

これによりクリック時にメインボタンとサイドシェルの間に指の肉を挟んでしまうというということがなくなりました。

私の持ち方的にHT-Sを使用していて指を挟んだことはなかったのですが、SNS上でこの変更が大きいと言っている人もいるほど大きい変更点の一つかなと思いました。

G-wolves HTS Plus Wirelessレビューまとめ

評価:4.6 out of 5 stars (4.6 / 5)

HTS+は金属を使用しているFInalmouseや特殊な形をしている小型マウスHSK+を除くほとんど多くのワイヤレスマウスよりも軽量ながら、高い剛性を保っているためビルドクオリティは完璧であるといえます。

形状自体は実際に使用する人の好みが別れるため評価自体に入れてはいませんが、サイドのくびれや逆ハの字の形状でフィット感が高くさまざまな持ち方に対応できる細かな工夫は高評価です。

電源の切り替えはめんどくさい点と充電持ちが悪い点が少し残念なので満点評価ではないですが、マウスソールのガイドやサイドの穴がなく全体的に見るとかなり高品質のマウスであるといえます。

つかみ持ちやつまみ持ちをしている人やHT-Sを使用していた人にとってはメインマウスになりうるマウスであるといえます。

最後までご覧いただきありがとうございました。質問や間違っている点がありましたらコメントやお問合せください。

コメント

  1. nr より:

    HTS+ Classicのバッテリー持続時間が短いと聞いたのですがどの程度か分かりますでしょうか?

    • REITO より:

      コメントありがとうございます。
      バッテリーの容量やフル充電時の持続時間が公称されていないため正確な値は分かりませんが、体感25〜30時間くらいだと思います。
      他の無線マウスだと最大45〜70時間程度のものが多いので他のマウスに比べると結構短いです。

      HTS+4K,ace versionではセンサーが3395に変わっており、バッテリーも改善したと公式のTwitterがツイートしていたので4K,ace versionの方がバッテリーの持ちはいいかもしれません。

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